体内時計に優しい家作り
① 眠れている人は 穏やかで 活発に

日本では4月から新年度がスタートします。1月と並んで何かをスタートさせるにはピッタリのタイミングですよね。そこで、この4月から「良く眠れる生活」を始めませんか?人は良く眠れると精神が安定し、心穏やかになります。脳も正常に働くので物事に対して前向きで活発に取り組める様にもなって、生活が楽しくなりますよ。

② 「体内時計」を 正しく 動かそう

人が良く眠り、健康的に生きるには脳の体内時計が正しく動く事、すなわち自然界の時間・社会の時間とシンクロする事が大切です。脳の視交叉上核という部位に存在する体内時計は目から入る光を感知して自然界・社会の時間を認知しています。つまり、光の浴び方が体内時計を正しく動かすポイントになります。

③ 昼間は明るく 夜は暗く

では光をどの様に浴びたら良いのでしょうか。それは実にシンプルです。「太陽が出ている時間は光を浴びる、太陽が出ていない時は光を出来るだけ浴びない。」これです。ただし、現代生活において太陽が出ていない時(夜間)に光を浴びないで生活するのは不可能に等しい事なので、夜間は体内時計への影響が小さい色の光を活用しましょう。

④ オレンジ色・電球色

体内時計への影響が小さい色とはオレンジ色、電球色と呼ばれる色の光です。このオレンジ色の照明を寝室だけじゃなくリビング等の夜に過ごす部屋に使う事が重要です。眠る直前にオレンジ色にするのではなく、眠る前からオレンジ色にしないと脳の眠る準備が整いません。更に明るさ(照度)も調節出来るとベストです。夜が深まるに連れて暗くしていきましょう。色や明るさの調節機能が付いた照明が今は数多く販売されていますし、部屋の照明を複数用意して調整する方法もあります。ちょっと良いホテルの室内照明を参考にしてみて下さい。家づくりにおける照明へのひと工夫が体内時計を正しく動かせる(脳を正常に機能させる)なら、その価値は想像以上のモノかもしれませんよ。

電子機器に注意スマホやテレビ等の電子機器に注意

この様に住まいの照明環境を整えても、スマホやテレビ等の電子機器から発する光を夜に浴びては元も子もなくなります。特にスマホやタブレット等の光源が目に近い機器は体内時計への影響力が強いので注意しましょう。

子供は光の感受性が高い

また若い人ほど光の感受性が高いので光の浴び方には要注意です。その年代にとっての眠りは脳の発達に密接に関わります。また体内時計が乱れると夜更かし朝寝坊の生活になり、社会への適応も難しくなっていきます。

睡眠のために照明をかえてみる?

明るさを調整する、色を変えるのにはその都度照明を交換しなきゃいけないの?と思う方もいるかもしれませんが調光ライトという便利なものがあるのです。リモコン一つで、はたまたスマホのアプリから照明の色を変えたり、明るさを変えたりできるんです。照明を交換するのは短時間でできますので睡眠に悩まれている方は是非ご検討ください。

お家のプロであるみっちゃんの照明紹介

ODELICさんのサーカディアンライトというものがあります。これは専用照明、専用リモコンが必要ではありますが、リモコンでお好みの起床時間、就寝時間をセットするだけで後は時間の経過とともにセンサーが働き毎日自動で調光、調色してくれるライトです。睡眠の専門家が言っているように外の明るさに合わせて照明を自分で暗くしていくという手間がかからずさらにはサーカディアン(生体リズム)に合わせた明るさになる優れものの照明です。睡眠は人生の1/3を占める時間を使います。少しでも快適な睡眠をとり健康な生活をみっちゃんはおすすめします。

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